3276074 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ロックの部屋

ロックの部屋

Lisa Loeb

リサ・ローブ『the way it really is』



「ステイ」の大ヒットからもう10年も経ってしまったんだ。でもこの夏の終わりに届けられたリサ・ローブのアルバムは、力強く自信に満ちたアルバムに仕上がっていました。弾き語りを基調にはしていますが、ロックのビートを大胆に取り上げ聴き応え充分です。

今年で36歳になるリサ、より女らしくナチュラルで可愛らしい女性になっていました。

《Fools Like Me》
♪もういちど初めからやり直し
 どんなに欲しくても あなたは私のものにはならなかった
 出来るだけのことはした
 だけどわたしには
 特別な力なんてない
 皆と同じように生き
 皆と同じように死んでいく
 今も昔も同じ
 恋は盲目
 恋はドラッグのようなもの
 そして愛は
 きっと私みたいな
 愚かな人たちのためにある♪

愚かですね。恋や愛は自分の中にあって、現実には何処にもない。いつも乾ききっている自分がいるだけ。
明るくて可愛らしい曲です。

「I Control The Sun」という曲では、私には太陽もコントロールも出来るし、星を輝かせることも出来るのに、私に見えるものをあなたには見せることができない。愛が通じないもどかしさみたいな事が歌われています。バンドサウンドでリサのヴォーカルと厚いリズム隊とのバランスが素晴らしいです。これもヒットしそうです。

「Try」も切なくて好き。
♪わたしとあなたの違いって何
 わたしにとって些細なことでも あなたにはひどい苦痛
 
 いちど芽生えた疑いは ただ広がるばかり
 野原さえ深い谷に変えてしまう

 けれど諦めずに頑張れば
 どんな高い山も超えられる
 
 きっとわかる
 超えられないものなんてないと♪

リサ・ローブはテキサス州ダラス生まれ、南部のしつけの厳しい保守的な家庭に育ったという。昔NHKで放送されていたドラマに『大草原の小さな家』なんてのがありました。そのドラマを連想してしまいました。あのドラマに登場していたローラ、ローラがギターを手にしたらリサ・ローブ見たいな歌をうたうのかななんて思ったりしてしまいました。

素直で誠実な歌い方が好感持てます。

                    (2004-09-25記)


© Rakuten Group, Inc.